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株式会社ビルディットのデザイン顧問になりました
Posted by Miki Ishijima on .八王子のシステム開発会社である株式会社ビルディットにて、エンジニアさんだけでなくデザイナーも意欲を持って働ける文化を作るべくデザイン顧問としてお手伝いさせていただくことになりました。
経緯
代表のYosuke Tomita(@tmtysk)さんとは、実は出会ってから10年近く経っています。立川に引っ越した後、ビルディットが八王子とご近所ということもあって、ランチにお邪魔したり、主催されているゆるはち.itという勉強会で大好きなゲームの話をしにいったりとゆるく交流していました。
そしてある時、メッセンジャーでこんなやりとりが。
願ってもないご依頼だったので嬉しくて二つ返事をしました。ちょうど、今までの仕事をうまく融合して昇華させられないかと考えていた頃で、2019年度の仕事のあり方を考えていた時期だったのです。
「つくり手が幸せになる事を目指す」株式会社ビルディット
八王子にあるシステム開発会社です。代表のYosukeさんがプログラマという事もあり、エンジニア文化がしっかりと根付いている印象です。わたしも仕事ではエンジニアさんと一緒にスクラム開発に取り組んだりしていることもあるので、モダンなコミュニケーション環境はとても居心地が良いです。
技術を中心に据えたビジョンや、「つくり手が幸せになれる開発会社」というコンセプトは、デザイナーとしてずっともの作りをしてきた自分にとってもすっと共感できるものでしたのでお話をいただいた時、ちっちゃくジャンプするほど嬉しかったです。
事業を融合してデザインのステージをあげたかった
グラフィック・UIデザインとデザイントレーニングという二つの事業をずっと主軸にしていました。その二つを両輪として走らせることでどちらにも相乗効果があるからです。
しかし、少しずつ見えないものをデザインすることが増えていき、逆にソフトの操作方法などはアップデートによって追い付けていない事も増えてきていました。とくにソフトの操作方法は回転が早い分、需要も供給も多いので他の方にお任せした方が良いなと思うようになりました。
デザイン顧問という選択肢を知る
ある時、スワンさんのこちらの記事がタイムラインに流れてきて、「デザイン顧問」という選択肢を知ました。
デザイナーとして下積み時代が長かったので、ビジネスに関して偉い人たちが話している事を理解できるようになったのは独立してしばらくしてからです。「自分はビジネスには向いていない」とずっと蓋をしていました。
しかし、今なら少しだけできるかもしれない。スタート地点に立つ事はできたので、とりあえず走ってみようと考えたのです。フリーランスで少しずつ経営を学べたこと、そしてトレーニングを通して生徒さんとともにチームでモノを作ることなどがそのきっかけになりました。
自分の今の仕事はどのように得ているのか、そして今後はどんな仕事が請けたいか。デザイン顧問として私にできることは何があるのだろうか。いわば、「これからの仕事をデザイン」です。
馬鹿っぽいメモだけど本人は真剣です
デザイナー採用・トレーニングをデザイン
経営や事業戦略などは、わたしにはまだまだ経験が足りないと考えています。ですので二つ返事をしたあとに「できるかな?」と不安になったりもしました。しかしその後の話し合いで具体的に範囲が見えてきたことで、自分がどう動けばいいのかが見えてきました。
わたしが主にビルディットで「デザイン」するものはデザイナーの採用・トレーニング領域です。
トレーニングシナリオ作成、勉強会の設計、採用計画
エンジニアさんに向けにすでに運用されている既存のトレーニングシナリオをデザイナー向けに加筆する必要があるかをロールプレイしてみたり、デザイナー採用している事への認知を高めるため、ターゲットに合わせた勉強会のテーマを考えたりなどしています。
Yosukeさんと会ったきっかけである「勉強会」が、それを主宰することで私の集大成となり、今後は仕事の一貫としても「勉強会」に関わるというのはなんとも不思議な因果を感じます。
第10回ゆるはち.it: Webデザインの現場についてゆるく話す - connpass
今後もデザイン関連の勉強会を定期的に開催していくので、ぜひチェックしてください〜。都心以外でもタイムリーで実践的なテーマで話を聞けるのはけっこうレアなはずです〜。
デザイン研究会 「イシジマ ラボ」メンバー 募集
前述に挙げたよう「トレーニング」は私の事業の中でも中心となる重要なものです。普段から趣味で無償のデザイントレーニングを行い、そこから得た情報をサンプリングしN予備校などの教材へ落とし込んでいます。つまづきがちなポイントなどをしっかりケアでき、彼らの作例を掲載することで具体的なレビューを紹介でき、いい事づくめなのです。
これは教材作りに限ったことではありません。トレーニングのおかげで学習心理学や行動分析学を知り、サービスデザインなどに活かすことができています。そして、それはデザイン顧問としてトレーニングする場合にも同じように助けになります。
ですので、3-5名程度の少人数で半年ほどデザイントレーニングを受けてくれる有志を募集します。
詳細
- 定例:オンラインで2週間に1回 3時間
- 随時:Slackグループでレビューや質問いつでもOK
無償でトレーニングを行うかわりに、提出された課題やエピソードなどをブログやメディアへの掲載させてくださる事が条件です。
こんな風に作ったものがレビューされ、教材や記事としてどこかに掲載されます。
申し込み方法
下記ツイッターアカウントへDMを送ってください。
- なんでデザインを学びたいか
- 今はどのような仕事をしているか なども合わせてお送りいただけると返信率が高まります!
デザイン顧問、ぜひご相談ください
「デザイントレーニング」は、eラーニング業界にしかないと思っていましたが、まったくそんな事はありませんでした。ひとつの企業の中だけでもデザイナーが関わることで変わる領域はいくつもあるのかもしれない。そんな気がしています。
2019年以降は、デザイン顧問としてデザイナー文化の醸成・促進を中心に、他領域にもデザイン思考を導入するチャレンジを増やしていきたいと思います。
ぜひデザイン顧問に興味のある方はこちらからご相談くださいませ!