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ママデザイナーが育児アプリをレビューしたら、育ログが圧勝だった件

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ママデザイナーが育児アプリをレビューしたら、育ログが圧勝だった件

Posted by Miki Ishijima on .

出産当初、Facebookなどでいろんなアプリを教えてもらいましたがけっきょく育ログに落ち着きました。どこが良かったのかを5ヶ月たった今、レビュー。ちゃんと使っているうえでの感想なので参考になると思います。

断っておくと、お金もなにも貰っていませんよ!

なりよりも見た目が良い

主要画面の比較

比較対象

自分がこんなに見た目を重視しているとは思いませんでした。他のふたつは起動してから、「思ってたのと違う」とスグにアンインストールしてしまったのです。

並べてみてみると、その理由も一目瞭然。育ログはやることがシンプルそうなのです。

多機能なのに、シンプルな見た目を実現

赤ちゃんの行動記録をするのには、たくさんの機能が必要です。

  • おむつ替え
    • おしっこ
    • うんち
      • うんちの状態
  • 授乳
    • 左右
    • またはどちらか
    • 授乳に要した時間
  • 睡眠時間
    • 寝た時間
    • 起きた時間

その他に散歩や離乳食、予防接種、上記以外に与えたのみものなんかの記録もしたいですね。

実はこの3つ、どのアプリも階層型をベースにしています。

育ログがスゴいと思うのは、テーブルビューを使わずに、タイムラインで表現したところ。

水色部分が主要ナビゲーション

画面を占める範囲がとっても少ないことが分かりますね。タイムラインにアイコンを配置するだけで良いので、UIデザインに欠かせない要素、「直感的な操作」が実現できていると感じました。

UIflowで見るとこんな感じ。工程も削減できているので、はじめてでもベテランでも使いやすくなっています。ユーザビリティ、5つの原則のひとつ効率性が他のアプリよりも優れているように思えます

操作の様子を見るとシンプルさが良く分かります。

リクエスト

タイムラインがもっと広いといいな

欲を言うと、もう少しタイムラインを広く見られるとiPhone4などの小さめ端末ではありがたいです。

上記は子どもコントローラーを削除してタイムラインの高さを確保しています。

兄弟の管理は、下部のタブバーのいずれかといれかえるカタチではいかがでしょう。わたしはカレンダーや健康情報はそれほど活用していないので、影響が未知数ですが…。

データをクラウド化して欲しい…!

アプリは、データをデバイスに保持します。 旦那さんと共有できないのがツラい。 バックアップと復元を小まめにすれば擬似的に実現できるけど、煩雑すぎるので採用はしません。

データ蓄積がモノを言うアプリは、いろんなデバイスでそのデータを扱えるようになっていると嬉しいかなと。

なぜログするのか

今さらですが、いちおう前提条件を共有しておくと、赤ちゃんが産まれてスグは、なんで泣いているか分かりません。それが命にかかわるか、たいしたことないのかもです。

ですので、赤ちゃんの1日のスケジュールを把握することで予測をつける必要があるのです。

それができると、数ヶ月経つころには、眠くて泣いているのか、お腹が空いているのかなど目星がつきやすくなるので、両親の計画もたてやすくなります。

選択肢はそれほど多くない

「育児アプリ」でくくれば数は多いものの、実際のシーンと照らしあわせるとまだまだ数は少ない印象です。 下手したら子どもが独立するまでも範疇に含められるので当たり前ですね。

検索語句をどうしたらいいか迷いました。語句を変えるだけでも、見つけるアプリの振れ幅が大きいです。「育児日記」というものに該当するのですが、日記アプリがノイズになります。

「育児アプリ」はざっくりしすぎていて、おすすめアプリ系の記事はまったく役に立たなかったです。本当におすすめしているのかと小一時間。そもそも、どのくらい使ったうえでレビューするのですかね。ちょっと疑問。

一歳になるまでに限定しても用途がこれだけあります。

  • 授乳だけ記録するもの
  • 寝かしつけに使うもの
  • 思い出作りに使うもの
  • 育児情報を得るもの

育児関連のITサービスはこれからもっと増えていくのではないでしょうか。

なんと、私と同じようなニーズで実際にアプリを自作された方もいらっしゃいました。スゴい! 自分も、PCからもデータ管理できる育児アプリ作ってみようかな。と思わされました。

最後にちょっと脱線しましたが、割とガチ目にアプリレビューをしてみました。これから、出産を控えている方の役に立てば幸いです。

本業でデザイン・トレーニングをしています。アプリ制作もしているので気軽にお問い合わせください。

miki_ishijima@themarsknowledge.com

ではでは、楽しい育児ライフを!

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Miki Ishijima

http://mikiishijima.com/

仕事では学び方や伝え方をデザインしています。自分が欲しいものを作り続けるのがライフワーク。